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スポーツイベントと救護体制

執筆者の写真: KOH ShimamuraKOH Shimamura

各地でマラソン大会をはじめとするスポーツイベントがたくさん開催されています。


スポーツにはケガがつきものですし、身体の負担が大きなスポーツでは

極端な場合だと大きな外傷事故や溺水などで亡くなられる方もいらっしゃいます。

心臓麻痺を起こしたという話をニュースで聞くこともありますね。

マラソン大会で参加者が倒れてAEDで助かった!

なんていう話も時々耳にします。救護って大事ですよね。



ですが、そういう医療体制がどの程度とられているのかというと。。。


自治体がらみの大きなスポーツイベントでは、公的に市中病院に対して

サポート依頼が届く場合が多いでしょうか。

若干の強制力をもって医療スタッフが派遣される場合が多そうですが、

規模の小さなイベントではそうはいかないですね。

その場合、基本的には自前でどうにかしないといけないわけで。


この場合「自前」というのが、主催グループ自身による対処や、

個人的なコネクションのレベルでの対処になるというのが、

おそらくなかなか大変なところだと思います。

医療スタッフに協力をお願いするような窓口があるわけでもないですから。

(自治体によってはあるのかもしれませんけど)

強制力が無い中で、どの程度プロフェッショナルを集められるかというと、

これはもう現実的にはかなり厳しそうです。


結果的に多くの中小イベントでは、困ったときには即、救急車を呼ぶ!

という話にならざるを得ないでしょう。

そうは言っても、お金や人のリソースが無い中で、少しでもマシな対処が

できる方法というのは、いくらか考える余地があるような気がします。

 

今回のカムイの杜トレイルランでは、少しでも良い「自前」を整えたいと、

セルフサービスを前提とした治療材料の配置を整えてみる予定です。

そして、参加者間でお互い――できれば医療関係者はなおさら――

ケアする意識を持ってもらえるといいなあと思うところではあるのですが、

それこそ強制するわけにはいきませんし、責任の所在はどうなるなど、

考えれば問題点はキリがないですね。


ですけど、参加者が強制されずに自然な形でサポートの一部を担うというのは、

一つの理想の形じゃないかと思っています。



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