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​トレイルラン・カムイシリ

秋の山で、厳しい登りと、最高の眺めを

トレイルランカムイシリ当別町の道民の森・神居尻地区を会場に行われます。コースは10kmコース、25kmコースの二種類ですが、いずれも標高947mの神居尻山のピークを回ります。

絶対的な標高はそれほど高くはありませんが、2.6kmの間に一気に630mを登り切るので、ピークまでの斜度は結構キツく、かなり登りごたえがありますよ!

辛い登りが終わった後は、ピークから連なる稜線に思わず見惚れること間違いありません。

タイミングが合えば紅葉がきっとキレイ。天気が良ければ日本海まで見渡せるという話です。

どっこい、2016年のプレ大会では寒々しくアラレが降り、2017年大会はガスが強くて残念ながら遠くまでは見えませんでした。極めつけに2018年は荒天で大会が中止になるという、なかなかお天気に恵まれなかった大会でもあります。

荒天中止はなんとか回避できるようお天道様にお願いしたいですが、晴天快晴では無くても、しっとりと煙った秋を感じる山の雰囲気もかなり捨てがたい季節です。仮にちょっと雨がぱらつくような事があったとしても、走って決して残念な気分にはなりません!

でも​濡れると凍える時期でもありますので、雨具や防寒の準備はきちんとしておきましょう。

10km、25kmコースともにハイライトの山岳パートは共通です。

違いは前半に低山トレイルがあるかどうかだけ

山だけの10kmか、距離も走りたい25kmかの違いです。

​下の動画で雰囲気はわかっていただけますでしょうか。

​マップ

斜度表示

25km移動軌跡

giftest2.gif

コース標高図

Kamuishiri altitude.jpg

 25km(22kmへ短縮) 

10kmコースはここからスタート

距離
獲得標高
平均斜度
Hill #1
3.5km
300m
8.3%
Hill #2
2.6km
630m
23.8%
Kamuishiri Hill1.png

hill #1

Kamuishiri Hill2.png

hill #2

course difficulty

Kamuishiri CLM.png
Kamuishiri IBPrun.png
Kamuishiri IBPhike.png

climb score:

 コースがどの程度過酷な登りで占められているかの目安。10点満点で算出される。0は完全に平坦なコース、10は非常に過酷な登坂コースを意味する。runalyse.comによる算出。

IBP index:

 Intelligent Benchmark Prediction Indexの略称。ibpindex.comによる算出。登りの高度、傾斜、距離、獲得標高、走行距離などから計算されるコースの難易度を示す数値。詳細な計算方法は非公開。0が最低値で、上限値は無い。

​ RNGはコースを走った場合の強度、HKGは歩いた場合(ハイキング)の強度。歩くことを許容するトレイルランの場合、RNGとHKGの間の強度になると思われる。

<referrence>

https://runalyze.com/help/article/climb-score 

https://www.ibpindex.com/index.php/en/

​今回のコースはコースの大部分が山岳トレイルであり、低山が連なる里山を舞台にしたカムイの杜トレイルランとは全く違っています。神居尻山は標高947mと、1000m級には及びませんが、登山道入口から頂上までを見たときの平均斜度は約24%。あくまで平均であって、実際には、入口→頂上の登坂部の約3分の2、全長の半分以上が斜度30%以上の登り坂で占められています

ちなみに大雪山ウルトラトレイルの平山登山道入口から平山稜線までの平均斜度は約20%ですから(距離約3.3km、獲得標高約690m)、標高は負けていますが斜度的にはアレに勝ってます!

高度プロファイル - 3レース比較

3レースの標高プロファイルを比べてみました。

一番上が「大雪山ウルトラトレイル 40km - 白滝天狗トレイル (2017)」

真ん中が「トレイルランカムイシリ 25km(実際は22km) (2017)」

一番下が「カムイの杜トレイルラン 43km (2019)」

となっています。

これを見るとカムイの杜との違いも、大雪山ウルトラトレイルと似ている部分もわかってもらえるでしょうか。ちなみに、線の色は斜度を表しています。大雪山ウルトラトレイルとカムイシリの登りを比べてみて下さい。うわ!カムイシリ!大雪山より

そんな感じのキツい登りを楽しむコースなんだ!という心づもりをしておきましょう。

ということは、25kmコースの場合は記録を狙う方以外は前半を抑えるのがお勧めです。

登山道入口からは実際キツいですが、基本的には普通の登山道です。普通の登山者が歩いて登れるコースです。登山者すげー!まあそうとも言えますが、無理して急いだり走るから辛いんですよね。辛くて立ち止まっても、進み続ければ間違いなく頂上にたどり着けますので、諦めずに一歩一歩登ってゆきましょう。たかだか2.6kmで頂上です!できれば周りを見渡すゆとりを持って。登山道も雰囲気ある森の中ですし、その森を抜けて目にする眺望は、間違いなく素晴らしいはずです。

「最高かよ。。。」

頂上にたどり着いたとき、つい出ちゃう人は少なくないのでは。

連なる稜線。彼方の景色。ああ登って良かった!

絶対胸にこみ上げて来るものがありますよ。

ピークハントした満足もさることながら、ピークを越えるとゴールまでは概ね下り、稜線沿いのシングルトラックです。控えめに言って最高!ここを走れないのも大変もったいない!せっかく気持ちよく走れるのに!そういった意味でも、余力を残して後半戦に臨みたいものです。

途中で稜線から再び森に入り、ゴールまで下りが続きます。

25kmコースだと速い方で2.5時間を切るぐらい、8割の方が4時間以内にゴールします。距離的には決して長くはありませんが、山を走るという行為を十二分に満足できるコースです。10kmコースはまさにその核心部分ですから、体力に自信がない方も同じ楽しみを同じだけ味わえるはずです。

​いやー、良いコースですよね。

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